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AOBConsulting代表者ブログ

フリーランスのデータ解析士のブログです

Tableau(タブロー)はExcel代わりじゃっもったいない(効率的なデータサイエンティストの使い方)

こんにちはヾ(。・ω・。)

暑い日が続きますが、そろそろお盆休みの方も多いのではないでしょうか。

出来ればのんびり過ごして暑さ疲れの体を休めたいですね・・・。

 

今日は先日ちらっと知り合いからAさんの事例を聞いてもったいないなぁ~と思った事があったので、そのことを書こうと思います。

A氏はとある大企業で、経営の数値を扱う部署にいる方です。

先日、Tableauの営業さんが来て、いろいろ説明していったそうです。

そこでA氏は以下の点を検討をしたのですが、結局はExcelでいいじゃん、ということになり、Tableauの導入は却下したそうです。

・各部門の数値のとりまとめをExcelでやっているが、Tableauにすれば楽になるか

 この検討内容、すごく良く分かります。昔、大企業さんで各部門からの数値をせっせっと取りまとめて経営報告レポートにするなんて業務も行っていたので。

でも、経験上思うのは、ルーティン業務で行っている表の作成が今Excelで回っているなら、とりあえずはそのままでいんじゃないかという事です。

なぜなら、ルーティン業務を変えるって物凄い大変だと思います。まず、変更することの費用対効果を経営陣に説明して、稟議通して、各部門にネゴシエーションして、システム部門に相談して、オペレーターにも変更後の操作を覚えて貰って・・・etc。これ、普段の業務とは別にやらないとだと思うんですよね。

 

それよりも、今までのルーティンワークでは出来ないことを主にTableau(とデータサイエンティスト)にやらせる、という発想は如何でしょうか。

まず、経営会議などで 経営者から要求されて、困る事に以下のような事があるのではないかと思います。

1.ここの数字だけどさ、ここ3ヶ月分だけの平均にした場合、どのぐらい変化してるの?

2.この担当者別の数値だけど、マネージャレベルのだけにならない?

3.この部門の取引高だけど、日本の市場、世界の市場と比べるとどのぐらいの割合になってるの?

4.新しい事業で○○を検討しているんだけど、一般的な視点でいいから可能性としてアリかレポートで取りまとめてくれない?

例えば、1、2であれば、システム部門に依頼して、数値を出し直してもらう、Excelをせっせと加工し直すなどを考慮すると「少なくとも1日~3日待ってください!」となるのではないでしょうか。

3、4であれば「1週間ぐらいは!」となるのでは。

 で、そうなると経営者としては「時間掛かるなぁ」となって、じゃぁ次回までにやっておいてよ、となり、次回の会議に再提出するも既に忘れられてる、とか。ρ(-ω-。)ヤッテラレナイヨ

 

そこで、思うのは、Tableau(タブロー)(他のBIツールでもいいのですが)を使えるデータサイエンティストを1人置いておけばいんじゃなぃ?って事です(予算面などはとりあえず横に置おいておくとして)。

で、さらに大事なのはその人には経営レベルのデータアクセス権限を与えておかないとならない(個人情報は別です、idとかで代替できるので)。

つまりは各部門の売り上げデータとかですね。

そして、以下のような業務をしてもらいます。

★1.自社にどんなデータがあるのか(意外と部門ごとにデータアクセス制限があって、全てのデータを知る人がいなかったりします)調査してもらう

 1.1.1により既存のデータからどんな分析が出来そうか提案してもらう

 1.2.1により足りないデータの報告してもらう

 1.3.足りないデータの収集方法を提案してもらう

 1.4.Excelで集計しているレポートとは別にサーバから直接ひっぱってきたデータでもレポートを作成しておいてもらう

★2.今後の経営ためのデータ収集と分析をしてもらう

 で、ここで上記の経営者からの要求と絡めて具体例を示します。

以下の要求については★1の業務内容で対応してもらいます。

「1.ここの数字だけどさ、ここ3ヶ月分だけの平均にした場合、どのぐらい変化してるの?

2.この担当者別の数値だけど、マネージャレベルのだけにならない?」

出来れば会議にも一緒に参加してもらい、TableauなどのBIツールを使ってその場で経営者に見せられればベストですし、その場で無理でも1時間もあれば出来る内容です。

1日~3日と1時間の差は、ビジネス的にはかなり大きいのではないでしょうか。

 

次に、以下の要求については★2の業務内容で対応してもらいます。

「3.この部門の取引高だけど、日本の市場、世界の市場と比べるとどのぐらいの割合になってるの?

4.新しい事業で○○を検討しているんだけど、一般的な視点でいいから可能性としてアリかレポートで取りまとめてくれない?」

上記はデータサイエンティストの直属の上司(ここでは経営者への報告者と想定)が、集計されたレポート結果の報告を受けたのち、(その企業の内情も加味する事が出来るので)ご自身で取りまとめるのが良いと思います。

 上記の方法であれば、『今、経営に必要なデータ』と『今後の経営を決定していくために必要なデータ』のどちらも収集し、分析する事が出来ます。

で、ルーティンワークのExcelでの集計はそのまま続けて、「もうTableau(などのBIツール)でやれば問題ないな」という時点で、切り替えてしまうのも良いのではないでしょうか。

その時点では既にTableauも並行稼働していて現場もなじみがありますし、抵抗がない。データサイエンティストからExcelのオペレーターに★1部分の業務をスキルトランスファーしておけば、オペレーターはスキルアップするし、データサイエンティストはもっと『今後のためのデータ』や『足りないデータ』を収集して分析することが出来ます。

さらに、Tableauはデータをオンタイムで取得出来るので、その機能とslack(https://slack.com/)などのチームコミュニケーションツールと連携すれば『○○部門の○時時点の売上』などの数値を自動で全メンバーに送るといった社内の意識向上にも使うことが出来ます。

 

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さて、ちょっと長くなってしまいましたが、結論としては、TableauなどのBIツールはそもそも経営者や管理者が「これはどうなっているのか、ではこれはどうか」とデータに問いかけていくためのツールだと思いますので、それをルーティンワークのExcel表の代替ツールとしてだけに考えてしまうのはもったいないなぁ、という事でした。

 

それではヾ(o゚x゚o)ノ